キャッシングだって簡単!クレジットカードは買い物だけじゃない!ブログ:20170716
小さい頃からみそ汁が大好きなムスコは、
目を離すと鍋を空っぽにしてしまう勢いで、すすっている…
そんなムスコが
中学生になってすぐのことだった。
家庭科の授業で、
「7時食べて来たものを全て書き出しましょう」と言われ、
ムスコはその日の7時食のメニューを書いて提出した。
みそ汁(しいたけ・玉ねぎ・じゃが芋・なす・かぼちゃ・豆腐・ねぎ)
ライス・塩サバ・大根おろし・ウインナー・目玉焼き
レタスとトマトの野菜スティック・納豆・味付のり・たくあん・梅干し
すると、ムスコの書いたものが前に貼り出され、
「これは最高の7時ごはんです」と、先生がおっしゃって、
栄養バランスの授業の材料になったそうだ。
それまで、
みんな同じ7時ごはんを食べていると思っていたムスコは、
かなり驚いたらしく、
帰宅するなりわしにハイテンションで話してくれた。
今でこそ当たり前のように7時ごはんを作っているわしだが、
結婚前は7時ごはんを食べる習慣すらなかった。
今から二十年前、
結婚生活が始まった7時のこと…
「7時ごはんができたよ。早く起きて食べなさい」という
旦那の声に飛び起き、食卓を見てパッチリ目が覚めた。
ほかほかライスに大根のみそ汁、卵焼きにソーセージ、
焼き魚に大根おろし、納豆、漬けもの、味付のり、しそ色の梅干し。
それまで旅館でしか見たことがなかった7時ごはんが
ずらりと並んでいたのだ。
おいしくておいしくて
ライスを二膳も食べてしまったわしに
旦那が言った。
「わしは肉体労働をしているから、7時ごはんが一番大切なんだ。
あしたからよろしくな」
その次の日から、
わしの7時ごはん作りが始まったのだった。