キャッシングだって簡単!クレジットカードは買い物だけじゃない!ブログ:20160917
親父は私が産まれた日、
札幌に出張に行っていたそうです。
小さい頃に両親を亡くした親父は
両親になるということに、
とても強い思いを持っていたようです。
「親戚中がお前が生まれたことを祝ってくれたんだぞ」
「お前が生まれてきて、みんなすごく喜んでいたんだぞ」って
少し興奮しながら私に話してくれました。
小さい頃の私はとても神経質な赤ちゃんで
手でゆりかごをしている時はスヤスヤ寝ているのだけれど
寝たと思って、そっと布団に置くと「ギャー」っと泣き出す。
一晩中、抱いていたことが何度もあったということを教えてもらいました。
手のかかるお子さんだったみたいですね。
そして、
たくさんの思い出話を聞かせてもらった後、
最後に親父がこう言ったのです。
お前が生まれて来た時、こんなことを思ったんだ
「わしは両親がいなくて
両親がいないお子さん、両親がいないお子さんと言われ続けてきた」
「だからこの子は、両親がいないお子さんにはさせたくなかった」…と。
「そのためにも、これからもっと頑張ろう!」
「家族のために頑張ろう!」
そう思ったんだそうです。
その時、
親父は込み上げてくる思いを一生懸命抑えているようでした。
言葉では説明できない、いろんな思いが湧き上がってきたのだと思います。
親父はとても厳しい人でしたが、
いつも一生懸命、私を育ててくれました。
両親の愛情を受けたことがないのに、私に愛情をくれました。
親父もママも子育てをしたことがなかったけど、
私を立派に育ててくれました。
真実の愛とは
「自分が与えてもらえなかったものを与えること」
なのかもしれませんね。