カード犯罪がネットで増えているので注意ブログ:20200925
2歳になるムスコは
ちょうど言葉を覚え始めたところで、
その少ない語彙でなんとかしゃべってやろうといつも必死だ。
前のこと。
ムスコが
「おかあさん、きょう、ゆーふぉーみた」と語りだした。
あまりの唐突な話に、
ボクは高鳴る胸を手で押さえながら
ゆっくりとムスコに問う…
「ゆーふぉーみたの?どこで〜?」
「こうえんで。たんぽぽぐみのゆうすけとーはるきとーさとみせんせいとーみた」
時々語尾を伸ばしては
一生懸命そのときの情景を思い出すように話すムスコは
さらにこう続けた…
「ぐるぐるーって、ぐるぐるーって」
口をすぼめてそう言いながら、
脂肪のたくさんついた小さな手を丸めて円を描いている。
ボクはさらにムスコに問う。
「ゆーふぉーに誰か乗ってた〜?」
「うん、のってたよ」
「誰が乗ってたのかな〜?」
おそるおそる聞くボクに
ムスコは元気いっぱいに答えた。
「おじさん2ひき!」
抱腹絶倒!もうサイコー!
オモシロすぎて少々記憶が飛んだほど…
一日中、子どもの親になって幸せだ!!という
この上ない幸福感をボクはかみしめていた。
翌日、保育園の先生に衝撃の事実を明かされ、
ボクの幸福感は至福に変わる。
ムスコが公園で見たモノは、工事現場で働く車や人たち。
「ゆーふぉー」ならぬ「ユンボー」で、
確かに作業員の男性が2人乗っていたそうな…
なんというおかしさ!
ムスコは笑わそうなんて思ってないから、
それがピュアなおかしさを引き出す。
そして、どんでん返しまでおかしかったから感動すらした。
こんなに自然に、
こんなに心から笑うなんて大人になってからあっただろうか。
ボクがあんまり笑うもんだから
首をかしげていたムスコも楽しくなってきたようで
ケラケラ笑った。