カード犯罪がネットで増えているので注意ブログ:20161209
奥さんがお子さんの長い休みを嫌う理由の一つは、
一日三度の食事の用意です。
食事の時間前になると、
お子さんたちは「今日はなに?」と
奥さんに献立を尋ねています。
フクロの味ではなく、
おフクロの味にこだわっている奥さんにしてみれば、
自業自得なのですが、
クチで言う割には楽しんでいるように見えます。
外では午後になると
「今日は何を食べようか」と迷いますが、
それは主にオカズの選択です。
美味しいのはオカズであり、
ごはんは味もそっけもありません。
ですからオカズが関心事になります。
ところで
オカズは日々同じものだと必ず飽きてきますよね。
どうしても日替わりが必要になります。
それがお母さんの重荷になるわけです。
美味しさには飽きがくるという宿命がありますが、
それを回避するために別の美味しさを求めるようになります。
甘いものの次は、辛いものといった食べ方です。
残り味を別の味で打ち消していこうとすると、
やがて味はだんだんに濃くなっていきます。
主食であるごはんには味がありません。
だから、決して飽きずに日々食べられるのです。
オカズを食べたら次にごはんを食べる…
ごはんで味覚をぬぐうようにすれば、
次に食べるオカズが薄味であっても
十分に美味しく感じられます。
ごはんは味のご破算をしてくれる役割を担っているんですね。
味がない状態に常に戻ることが、味覚を洗練するコツです。
食事に限らず、
日頃から面白いことばかり追い求めていると
気づかないうちに過激になっていき、
洗練された感性からはぐれていって、終いには中毒状態に…
感受性を磨くには
感じない状態を保つ努力が必要だと思います。